医療安全全国フォーラム2015 分科会A~E概要

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分科会A「行動目標1:危険薬の誤投与防止」

行動目標1:危険薬の誤投与防止

■テーマ
投薬事故防止を原点から考える

■形式
講義+総合討論

■内容
投薬事故防止は、様々な対策が提案され、進んでいると考えられてきましたが、重大事故事例が最近少なからず報じられています。ほとんどの病院では。取り組みを講じているにもかかわらず、エラーが減らないという深刻な悩みを抱えています。
医療の中で、与薬・注射はプロセス管理に適した領域です。また、重点化や様々なエラープルーフが取り入れられ、電子カルテ等IT化も進んできています。
今一度危険薬に対する重要な一つ一つの対策を、自施設で実施しているか、見直すことが必要です。また、本来のシステムアプローチとして、手順の作成順守等の標準化、教育コミュニケーション、リーダーシップ、改善の手法など、医療安全・質管理の基本について、また効果と効率について、ともに考えてみたいと思います。
フォーラムでは、「危険薬誤投与防止のために」として、とくにリスクの高い投薬事故の防止に向けた、エラープルーフの考え方を駆使したベストプラクティスを、解説します。また、「投薬事故-何が問題か? いかにして防止するか?」として、システムアプローチの重要性と実践についてお話しします。
さらに、「病院の危険薬取り組み状況と提言」として、共同行動参加病院の危険薬取り組み状況をもとに提言をする予定です。
最後に、総合討論として、発表に対する質問や、各施設で困っていることについて討議していく予定です。奮って参加してください。

■講師
・我妻恭行(東北薬科大学 薬剤学教室 准教授)
・齋藤泰紀(国立病院機構 仙台医療センター 副院長)
・菅野隆彦(長野県厚生農業協同組合連合会 下伊那厚生病院 内科部長)

分科会B「行動目標2:(周術期)肺塞栓症の予防」

行動目標2:(周術期)肺塞栓症の予防

■テーマ
がん患者における包括的な静脈血栓塞栓症のリスクマネジメント
~特に周術期以外の管理法を考える~

■形式
講義+ケーススタディー

■内容
入院患者の静脈血栓塞栓症(VTE)の予防は周術期を中心に行われており、一定の成果が上がっています。しかし、周術期以外の状況でも入院中にはVTEのリスクが高まります。例えば、脳卒中や急性の内科疾患で入院した場合などでは注意が必要と言われています。一方、がん患者にはVTEがとても合併しやすいことが知られています。そして、がん患者は手術以外、例えば化学療法や合併症治療の目的で入院することも多く、このような場合でもVTEのリスクは高まります。このようにがん患者では非周術期においてもVTE対策を行うべきではありますが、現状では具体的な指針がなく十分な注意が払われていません。
そこで、今回のセミナーでは「がんと静脈血栓塞栓症」に焦点を当て、特に化学療法時など周術期以外のVTEのリスクマネジメントについて考えてみたいと思います。
具体的な内容としては、まず冒頭で30分ほどの基調講演を聴講いただき、その後、ケーススタディーを行います。ケーススタディーでは、「術前化学療法→手術→術後補助化学療法」などを行うがん患者において、手術時、化学療法時、合併症発生時などでの経時的なリスク評価や対応策に関して、会場の方々と一緒に意見を出し合って考えてみたいと思います。
まだエビデンスの少ない領域ですが、エビデンスのない状況は実臨床では実に多いと思います。本セミナーは臨床現場で問題を解決するためのたいへん良いトレーニングの機会にもなると考えます。多くの方々のご参加をお待ちしております。

■講師
・菊地 龍明(公立大学法人横浜市立大学 附属病院 病院長補佐 医療安全・医療管理学 准教授)
・中村 真潮(村瀬病院 副院長/肺塞栓・静脈血栓センター長、三重大学大学院 循環器・腎臓内科学 客員教授)
・畑 泰司(大阪大学大学院 医学系研究科 外科学講座 消化器外科学 助教)
・向井 幹夫(大阪府立成人病センター 循環器内科 主任部長)
・安井 昌義(大阪府立成人病センター 消化器外科 副部長)
・山本 尚人(国立大学法人浜松医科大学 第二外科 助教)

分科会C「行動目標6:急変時の迅速対応(RRS)」

行動目標6:急変時の迅速対応(RRS)

■テーマ
急変時の迅速対応とRRS

■形式
講義+ワークショップ

■内容
本セッションでは、1)事例を通した有害事象の早期発見アプローチ法(Primary Survey A/B/C/D/E)と緊急対応、2)新しい心肺蘇生法ガイドライン2015、3)Rapid Response Systemの概要と進め方、4)院内心停止・RRS事例に関する全国多施設調査、の4項目についての紹介と質疑応答を行います。事例検討として、①アナフィラキシーショック(A/B/Cの異常)、②中心静脈穿刺後の緊張気胸(B/Cの異常)、③消化管出血(Cの異常)、④脳梗塞(Dの異常)、⑤熱中症(Eの異常)の5項目を準備しています。

■講師
・川嶋 隆久(医誠会病院 副院長/救命救急科部長)
・高橋 英夫(名古屋大学大学院 医学系研究科 救急・集中治療医学 准教授)
・野々木 宏(静岡県立病院機構 静岡県立総合病院 院長代理)
・安宅 一晃(奈良県立医科大学附属病院 医療安全推進室 室長)
・児玉 貴光(愛知医科大学 災害医療研究センター 講師)
・藤谷 茂樹(東京ベイ・浦安市川医療センター センター長)
・三宅 章公(静岡県立病院機構 静岡県立総合病院 救急科(高度救命救急センター)医長)

分科会D「行動目標S:安全な手術‐WHO指針の実践」

行動目標S:安全な手術‐WHO指針の実践

■テーマ
あなたの病院の手術安全チェックリスト、それでいいですか?

■形式
講義+ワークショップ

■内容
いまだに多くの手術時事故が発生している。WHOガイドで推奨されている手術安全チェックリストをまだ導入できていない病院が約半数ある一方、実施できている病院でもマンネリ化等が問題となっている。本分科会ではチェックリストの意義と運用の現状を確認するとともに、グループワークを通じて、自施設のチェックリストをWHOのチェックリストに照らして点検、見直しをおこなう機会を設け、参加者が、自施設に適した手術安全チェックリストを完成させることをめざす。自施設で使用しているチェクリストの検討を希望する参加者は、現在使用中のチェックリストを10枚印刷して持参し、グループワークの中で検討し見直しをする機会とする。まだ導入できていない施設は、それらの事例検討を通して導入の参考とする。

■講師
・市川高夫(新潟勤労者医療協会 下越病院 麻酔科 部長)
・近江明文(東京医科大学八王子医療センター麻酔科 教授)
・三枝典子(前橋赤十字病院 看護部 看護副部長)
・西脇公俊(名古屋大学医学部附属病院麻酔科 教授)
・ミルズしげ子(長野赤十字病院 看護部 教育担当副部長)
・安田あゆ子(名古屋大学医学部附属病院 医療の質・安全管理部 講師)

分科会E「診療所の医療安全:歯科診療所の課題」

診療所の医療安全:歯科診療所の課題

■テーマ
歯科診療所における医療安全の行動目標とその取り組み

■形式
講義

■内容
近年、国民の医療に対する意識が大きく変化している中、歯科医療への安全対策を含め た相談内容が多様化しております。
日本歯科医師会では現在、都道府県歯科医師会担当者による医療安全研修会を隔年で開 催(本年は9月に開催)し、課題の共有を図るとともに、本年5月には「一般歯科診療ガ イドラインによる院内感染予防対策Q&A」の見直しを図る等、随時新しい情報を会員に 向けて周知を図っているところです。このたび、医療の質・安全の確保とその向上を図る ため、歯科診療所における行動目標を新しく整備しましたので、歯科医師だけではなく、 歯科専門職、医療関係者の方々にご理解を賜り、今後の医療機関における医療安全への取 り組みの一助としていただきたいと考えております。

■講師
・瀬古口精良(日本歯科医師会常務理事)
・宮本智行(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 麻酔・生体管理学分野助教(兼) 東京医科歯科大学歯学部附属病院 医療安全管理室副室長、日本歯科医師会歯科医療安全対 策委員会委員)
・武藤智美(日本歯科衛生士会 病院・診療所委員会委員)

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