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医療安全研修会「チームトレーニングとヒューマンエラー分析を中心に」(2017.2.18-19)

医療安全研修会「チームトレーニングとヒューマンエラー分析を中心に」

日時: 2017年2月18日(土) ・ 2月19日(日)  両日共10:00~17:00
会場: 聖路加国際大学「大村進・美枝子記念 聖路加臨床学術センター」 3 階講義室 3301
(東京都中央区築地3-6)
http://kyodokodo.jp/wp/wp-content/uploads/2016/12/CCA_accessmap.pdf
主催: 一般社団法人 医療安全全国共同行動
後援: 一般社団法人 医療の質・安全学会
講師: 種田憲一郎先生(国立保健医療科学院 医療・福祉サービス研究部 上席主任研究官)
河野龍太郎先生(自治医科大学医学部メディカルシミュレーションセンター センター長、医療安全学 教授)
対象: 医療関係者全般(職種は問いません)
受講料:     一     般   2日間  20,000円 (1日の場合は15,000円)
参加登録施設  2日間  18,000円 (1日の場合は13,000円)
定員: 約100名  (事前申し込み)
*受講者には修了証明書を発行します

 ➡ 開催概要のダウンロードはこちら(A4判 PDF)

医療安全への国民の要求は非常に高くなっています。これを反映して2015年10月から「医療事故調査制度」がスタートしました。医療はもともと不確実であり、予期が困難な死亡事例の発生は避けられません。予期しない死亡事例の発生は2人の犠牲者を生みます。1人は患者さんであり、もう1人は関係した医療従事者です。この犠牲者を1人でも少なくするためには、問題の発生した状況を調査し、問題点を明らかにし、合理的な対策をとることが重要です。

一方、今日の医療は高度に発達し、一人で全てを担うことは不可能であり、医療の各領域の専門家が協働することにより医療が実施されます。また患者・家族もチームの一員であり、パートナーです。複雑な医療現場で対応するためにはチームによる行動が極めて重要です。予期しない状況が発生した場合もチームによる対応が求められます。

このような背景から、当医療安全全国共同行動では医療安全に関する研修会を企画しました。
1日目は、医療の第一線で活躍されている多職種(事務系スタッフ含む)を対象に、チーム行動の基礎となる考え方や実践的能力を習得するために、米国連邦政府が実施する「チームSTEPPS(チームステップス)」というエビデンスに基づいたチーム医療を推進するトレーニングを紹介します。
2日目は、医療事故調査や日常業務の問題点の抽出と対策立案のための基本となるヒューマンエラー分析手法を取り上げます。 2日間にわたり、専門の先生の講義とファシリテーターの支援により、実践に役立つきめ細かなグループ演習を行う予定です。

内容

1日目:2月18日(土)10:00~17:00 (受付開始 9:30)
「チーム医療とは何ですか 何ができるとよいですか ‐ チームSTEPPS(基本編)」

医療事故の原因の多くがチームの課題である。平成28年6月に改正された医療法施行規則にも「医療に係る安全管理のため、従業者の医療の安全に関する意識、他の従業者と相互に連携して業務を行うことについての認識、業務を安全に行うための技能の向上等を目的として、医療に係る安全管理のための基本的な事項及び具体的な方策についての職員研修を実施すること」と明記された。本研修では、米国連邦政府が国の事業として推進するエビデンスに基づいたチームトレーニングであるチームSTEPPSを活用して、チーム医療とは何か、具体的に何ができるとよいのか、参加型ワークショップ形式で参加者と共に楽しく考える。

【コーディネーター】種田憲一郎先生
【形式】参加型演習(グループ分けし、ファシリテーターと他の参加者と共に気付きを得て学ぶ)

2日目:2月19日(日)10:00~17:00 (受付開始 9:30)
「医療安全へのヒューマンファクターズアプローチ」

医療における予期しない事態(死亡事例やヒヤリハット事例など)の発生が避けられないとしても、同じ事態を繰り返さないという強い信念が重要である。そのためには、その予期しない事態がどのように発生したのか、なぜ発生したのかの調査を行い、問題点を明らかにし、具体的対策をとらなければならない。調査の視点は(1)医学的見地からの状況の把握と分析、(2)行動科学的見地からの行動分析、そして(3)工学的見地からの状況の把握と分析、である。これらの中で(2)行動分析は主にヒューマンエラーに関する分析が中心となる。エラーはなぜ起こるかについて、これまでは当事者本人の不注意や意識の低下など個人の問題と考えられてきた。しかし、実際はエラーを起こしてしまった人間だけに問題があるのではなく、表示が見えづらかったり、マニュアルが判りづらかったりなど、周囲にエラーを誘発させる環境が存在することにも原因がある。本研修会では、ヒューマンファクター工学をベースにしたエラーメカニズムとエラー低減の考え方、ヒューマンエラーの関係した事象が発生した時の分析手法である「ImSAFER分析手法」を基礎から学ぶ。

【講師】河野龍太郎先生
【形式】午前:講義、午後:演習(簡単な事例の分析をグループにて実習する。前日に学んだ「チームSTEPPS」を応用できる)

*両日とも、昼食は各自でおとりください。

申込み方法

事前にお申し込みをお願いいたします。下記専用申込みフォームからお申込みください

      [専用申込みフォーム]*受付は終了しました(2月6日)

[受講料]
一     般         2日間 20,000円(1日の場合は15,000円)
参加登録施設 2日間 18,000円(1日の場合は13,000円)

 参加登録施設は、2016年度の年会費(4万円/2万円)をご納入済み、もしくはご納入いただける医療機関が対象です。 ご不明の場合はホームページの「2016年度参加登録施設一覧」よりご確認いただくか、共同行動事務局にお問合せください。

申込み締切

2017年2月6日(月)
*定員になり次第、締切とさせていただきます。

支払い方法

銀行振込 (支払期限:2017年2月8日(水))
・振込先口座は、お申込み後に自動送信される「参加申込み受付確認メール」に記載されています。
・振込手数料はお申込み者のご負担でお願いいたします。
・領収証はお振込み控えをもって代わりとさせていただきます。別途領収証の発行が必要な場合は、事前にメールでお申し越しください。
・研修会の中止等、主催者側の責任による場合を除き、お振込みいただきました参加費の返金はお受けできませんのでご注意ください。

お問い合わせ

一般社団法人 医療安全全国共同行動 事務局
〒113-0033東京都文京区本郷2-29-1 渡辺ビル2階
TEL 03-6240-0893 FAX 03-6240-0894
E-mail:forum-seminar@kyodokodo.jp

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