分科会C:行動目標6「急変時の迅速対応」開催報告

分科会C:行動目標6「急変時の迅速対応」
テーマ「急変時対応とRRS(Rapid Response System)」

 

行動目標6では「急変時対応とRRS」の啓発を主眼に活動しています。2015年までは行動目標6支援メンバーによる講義をもとに、ワークショップ形式を採ってきましたが、2016年度からはRRSの取り組みをしている病院からの現場報告をもとにディスカッション形式で開催しています。今回は豊見城中央病院と彦根市立病院からの報告をもとにワークショップを開催しました。(一般参加者23名)

最初に川嶋から「事例を通した有害事象の早期発見アプローチ法(Primary Survey A/B/C/D/E)と緊急対応」の講義で、急変時には緊急度と重症度の迅速な見分けと蘇生、そのためにはPrimary Surveyアプローチ法が有効であることを伝授しました。

次に三宅から、日本臨床救急医学会と日本集中治療医学会合同委員会を中心に進められている「院内心停止事例に関する全国多施設調査」結果が報告され、院内心停止の救命率はなお低いことが報告されました。本調査には医療安全全国共同行動も深く関わっており、分科会参加者の施設からの参加も広く募集しているとの依頼がありました。問い合わせは三宅までよろしくお願いします。

現場からの報告として、佐伯から「彦根市立病院でのRapid Response System(RRS)導入について」、大城から「RRSの現況(我々はこのように始めた)」の発表の後、分科会参加者・講師・ファシリテーター(計30名)を4グループに分け、ディスカッションを行いました。各グループから現状、RRS導入する上での課題、RRSを導入してからの課題、課題を解決するための方策について報告していただきました。マンパワー不足、医師の協力が得られるか、病院の上層部が必要性を感じていないのではないか等の問題点が抽出されました。チームのマンパワーの増やし方(医局会で死亡症例の検討、一旦看護師が出動して救急医にバトンタッチ、できる診療科から始める、気づきコース開催から仲間を増やす、バックアップしてくれる上層部を作る、職員研修の活用)、院内死亡データからのバックアップ、主治医に連絡がつかない場合にRRSを起動する時間設定、広報の徹底などが報告されました。

最後に、安宅が「RRSをはじめるにあたって」を講義し、RRSの主導はどこか、専門チーム(RRS)の形態、急変対応のこれまでの背景、施設の規模・形態、各施設のオプションを勘案して進めていくことが重要と伝授しました。特に、病院全体のバックアップがあること、医療安全部門によるデータ解析、RRSメンバーの疲弊がないように進めていくことが重要であることが強調されました。具体的な進め方として、期日を決める、身近な具体的なアウトカム、現状把握、アウトカムに向けてTO DO設定、短時間での見直しが必要であると伝授してくれました。

活発なディスカッション、活発な質疑応答があり、熱を帯びた分科会となりました。

技術支援部会 行動目標6代表 川嶋 隆久(行岡病院)

 

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