医療安全管理者・病院管理者向け研修
院内事故調査の手法を学ぶ
2015年10月より、新しく医療事故調査制度がスタートします。新しい制度では、医療事故調査・支援センターに報告すべき事例か否かについて、その判断が病院管理者に委ねられており、事故調査の第1ステップは当該病院の院内事故調査委員会での検討とされています。また、遺族への説明は遺族が希望する方法で行うとされているものの、あくまでも努力規定にとどまっていることなど、実際どのように運用すればよいのか、現場からの戸惑いの声は少なくありません。
今回、医療安全全国共同行動では、京都府医師会と共に、医療安全推進に心を砕いておられる皆さんの疑問に答えるべく、「医療安全管理者・病院管理者向け研修:院内事故調査の手法を学ぶ」を企画しました。スペシャリストによる講義をはじめロール・プレイを通して、新しい制度下で生じうる具体的な問題を明確にして、誰もが納得できる答えを共に見つける契機としていただくことを目指しています。
ふるってご参加ください。お待ちしております。
日時: | 2015年8月30日(日)開場10:30 午前の部:11:00~13:00 ロール・プレイ中心(定員30名) 午後の部:14:00~16:30 講義(定員200名) |
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会場: | 京都府医師会館(京都市中京区西ノ京東栂尾町6) http://www.kyoto.med.or.jp/business/access.shtml 最寄駅:JR「二条」駅、地下鉄東西線「二条」駅、 阪急電鉄「大宮」駅、京福嵐山線「四条大宮」駅 |
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主催: | 一般社団法人 医療安全全国共同行動 | |
共催: | 一般社団法人 京都府医師会 | |
参加費: | 午前の部3,000円、午後の部3,000円 *医療安全全国共同行動のねっとフォーラム参加登録施設は各500円割引となります。 |
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受講対象者: | 医療安全管理者、病院管理者など。 |
研修目的
院内事故調査の目的を理解し、調査委員会を自施設で開催できるような体制 を整える。
研修目標
・報告対象となる死亡事例とは何か、具体的に説明できる。
・医療事故(死亡事故)発生時の初期対応について、具体的に説明できる。
・事故調査委員会の目的や進め方を説明できる。
*午前の部の受講者には修了証を、午後の部の受講者には受講証明書を発行します。
講師
・佐和貞治(京都府立医科大学 麻酔科教授・手術部長・医療安全管理部長)
・松村由美(京都大学 医療安全管理部病院教授・医療安全管理室長)
・小泉俊三(一般社団法人医療安全全国共同行動 専務理事、一般財団法人東光会七条診療 所 所長、佐賀大学名誉教授)
プログラム
午前の部(会場:2階 212・213)
10:30 受付開始
11:00 開会
11:10 ロール・プレイ「患者遺族に医療事故の届け出を説明する」
ファシリテイター:松村 由美
11:50 ロール・プレイ「患者遺族に医療事故報告書をもとに、調査結果を説明する」
ファシリテイター:松村 由美
12:40 ロール・プレイの振り返り
12:55 研修修了証授与、閉会
13:00~14:00 昼食休憩(昼食は各自。駅近くに飲食店があります)
午後の部 (会場:3階 大ホール)
13:00 受付開始
14:00 開会
講義「なぜ医療法改正か(事故調査の目的)」 講師:佐和 貞治
14:40 講義「事故後の初期対応について」講師:松村 由美
15:20 休憩
15:30 講義「M&Mカンファレンス※の意義と進め方」講師:小泉 俊三
16:00 講義「報告書作成について」講師:松村 由美
16:20 講義「医療事故調査等支援団体の目的」講師:松村 由美
16:30 閉会
※M&M(mortality & morbidity)カンファレンス:死亡した症例や合併症が発生した症例を詳細に検討するカンファレンス。次の症例にその経験を生かすことが目的である。
申込み方法
下記の専用申込みフォームからお申込みください。 複数でお申し込みの場合、同一施設の方は1回に3名までご入力いただけます。4名以上の場合は、お手数ながら2回に分けてご入力ください。
折り返し、お申込み受付完了メールが自動送信されます。このメールが参加票となりますので、印刷していただき、当日必ずお持ちください。
申込フォーム
申込み〆切
2015年8月25日(火)
*ただし、定員に達した場合はその時点で〆切とさせていただきます。
*〆切後も、定員に空きがありましたら、当日ご参加を受付いたします。
支払い方法
当日、受付にて現金でお支払いください。
お問い合わせ
医療安全全国共同行動事務局
e-mail forum-seminar@kyodokodo.jp
電話 03-6240-0893 FAX 03-6240-0894