社団法人日本看護協会 常任理事 永池京子
日本看護協会ホームページ内の共同行動専用ページ掲載情報
医療安全推進週間企画展より
日本看護協会(以下、本会)が呼びかけ団体の1つとして、都道府県看護協会や関連団体・組織との連携を重視しながら、会員・看護職ならびに国民にむけて実施している医療安全全国共同行動(以下、共同行動)の普及啓発活動をご紹介します。
共同行動のキックオフ後まもなくの昨年7月に開催した都道府県看護協会の医療安全担当者が集まる全国規模の会議では、共同行動の企画委員である鮎澤純子氏や支援チームの方々から共同行動についてご紹介いただきました。これを契機として、本会と都道府県看護協会の連携した活動が各地に広がりました。
また同年8月には、本会公式ホームページ内に共同行動に関する専用ページを開設し、これまでに、看護に関係深い行動目標の内容紹介や都道府県看護協会の活動状況などを取り上げました。
さらに、本会には毎年11月に行う医療安全推進週間に合わせた活動がありますが、ここでも共同行動について広く一般市民の方々に知っていただけるよう、共同行動の解説や参加登録病院MAPのパネル展示などを行いました。今年は、行動目標のひとつである「患者・市民の医療参加」をテーマとして、「みんなで取り組む医療安全 〜わたしにできること あなたにできること〜」をキャッチフレーズに、患者用の転倒転落防止DVDの上映や、患者図書室紹介パネル展示を開催しました。
共同行動は2年目(最終年度)を迎えました。医療の職種や立場を超え、また医療を担う病院とそれを支えるさまざまな団体とが協力して医療安全対策活動に取り組むことで、医療現場に安全の文化を浸透させ、医療の質・安全を確保し、向上させる組織能力の基盤を作ること、それが共同行動のねらいです。今後は共同行動の取り組みや意識が、さらに共同行動の枠を超えて、全国で根付いていくことを期待しています。
・日本看護協会ホームページ
http://www.nurse.or.jp/index.html
医療安全共同行動のページ
http://www.nurse.or.jp/nursing/practice/
anzen/kyodo.html
09/12/22