転倒を防ぐために
多くの医療機関で入院中の患者さんの転倒転落事故が多数発生しています。中には、骨折や頭部打撲などで重篤な傷害が生じたり、死亡したりする事例もあります。普段は転ばない方でも、入院中は環境の変化や治療の影響などで転倒しやすくなります。
転倒事故の防止のためには医療者だけでなく、患者さん自身にも転倒の危険性や防止方法について知っていただくことが重要です。そこで、医療安全全国共同行動では、それらをわかりやすくまとめた視覚教材(ビデオ)を、入院時や入院中に患者さんに見ていただくことを推奨しています。