“医療が変わる!
医療安全全国共同行動キックオフ・フォーラム
in関西”のご報告
“医療が変わる! 医療安全全国共同行動キックオフ・フォーラムin関西”は平成20年7月26日(土)に兵庫医科大学平成記念会館で行われました。
関西フォーラムは関西にある大阪大学医学部附属病院(実行委員 武田裕教授)、兵庫医科大学病院(実行委員 太城力良教授)、神戸大学医学部附属病院(実行委員 江原一雅)の3つの病院と共同行動企画本部の協力により開催されました。
まず、日本病院団体協議会副議長 小山信彌先生による「医療安全全国共同行動の開始にあたって」の呼びかけ声明に始まり、近畿厚生局 松本義幸局長、近畿病院団体連合会/兵庫県民間病院協会 吉田耕造会長、大阪府医師会 酒井國男会長(代理 寺元隆理事)、兵庫県看護協会 大森綏子会長、日本臨床工学技士会 本間崇理事の各氏にご挨拶を賜りました。
次いで、共同行動企画委員長より医療安全全国共同行動の概要の説明、支援チームより、8つの行動目標と対策の説明がありました。その後、武田裕共同行動IT部会長より参加登録と指標登録方法の説明が行われました。
フォーラムの後半には特別企画として「ベストプラクティスの紹介」1)危険薬の誤投与防止(PL病院 井上恵美先生) 2) 医療関連感染症の防止 (大阪大学 吉岡範先生)3) 急変時の迅速対応 (神戸大学 江原一雅)の発表があり、最後に患者の立場からCOMLの辻本好子様より「共同行動に期待する」メッセージを戴きました。
多くは京阪神からですが、沖縄県、高知県、栃木県からの参加もあり、約250名の方々が参加されました。最初の地方開催キックオフ・フォーラムだったため、準備に十分な時間がとれず、行き届かなかった点もあるかと思いますが、今後の地方フォーラム開催の糧としていただければ幸いです。 今回参加出来なかった近畿の方々には10月11日(土)に京滋医療安全研究会において全国共同行動の説明会が企画されていますので、再度参加のチャンスがあります。
最後に、ご挨拶を賜りました関係各団体の代表の方々、8つの行動目標の説明に遠路来ていただきました支援チームの方々、すばらしい会場を提供していただき、当日の運営も担当された兵庫医科大学病院のスタッフの皆様、および事務局の皆様に深く感謝します。
(実行委員 代表 神戸大学医学部附属病院 医療安全管理室 江原一雅)
主催 |
医療安全全国共同行動推進会議 “キックオフ・フォーラムin関西”実行委員会 |
日時 |
平成20年7月26日(土)午後1時‐5時 |
会場 |
兵庫医科大学 平成記念会館 案内図 兵庫県西宮市武庫川町1番1号 TEL.0798-45-6111(代) |
主催 |
医療安全全国共同行動推進会議 “キックオフ・フォーラムin関西”実行委員会 |
後援 |
近畿厚生局、近畿病院団体連合会、兵庫県医師会、大阪府医師会、兵庫県看護協会、大阪府看護協会、兵庫県歯科医師会、大阪府歯科医師会、兵庫県薬剤師会、大阪府薬剤師会、兵庫県病院薬剤師会(申請中)、大阪府病院薬剤師会、兵庫県臨床工学技士会、大阪府臨床工学技士会(申請中)、兵庫県放射線技師会、大阪府放射線技師会 |
協賛 |
アボットジャパン株式会社、NPO法人大阪ヘルスケアネットワーク普及推進機構、 小野薬品工業株式会社、スキルインフォメーションズ株式会社、 第一三共株式会社、テルモ株式会社、日本光電関西株式会社、 株式会社ハーバー・ソフトウェア、株式会社ヘルスネット、丸石製薬株式会社 (50音順、11月14日現在) |
協力 |
株式会社電通パブリックリレーションズ |
参加費 |
医療関係者 1000円 医療関係者以外 無料 |
連絡先 |
医療安全全国共同行動事務局 電話: 03-6380-9370 (電話受付: 13:00-17:00) |
プログラム 敬称略 PDF版
開会式 (13:00-13:30)
(総合司会) 武田裕 (医療の質・安全学会理事/大阪大学)
1) 開会の辞 実行委員会代表 江原一雅(神戸大学)
2) 「医療安全全国共同行動の開始にあたって」
日本病院団体協議会 副議長 小山信彌
3) 挨拶
1. 近畿厚生局局長 松本義幸
2. 近畿病院団体連合会/社団法人兵庫県民間病院協会会長 吉田耕造
3. 大阪府医師会会長 酒井國男
4. 兵庫県看護協会会長 大森綏子
5. 日本臨床工学技士会理事 本間崇
「共同行動の概要の説明」 (13:30-13:45)
上原鳴夫 (共同行動企画委員長/医療の質・安全学会副理事長)
「8つの行動目標と推奨対策案について」 (13:50-15:30)
共同行動技術支援部会支援チーム
1)危険薬の誤投与防止 (名古屋大学 高橋英夫)
2)周術期肺塞栓症の防止 (自治医科大学 瀬尾憲正)
3)危険手技の安全な実施
a.経鼻栄養チューブ (東京北社会保険病院 山元恵子)
b.中心静脈カテーテル (東北大学 宮田剛)
4)医療関連感染症の防止 (横浜市立大学 満田年宏)
5)医療機器の安全な操作と管理
a. 輸液ポンプ・シリンジポンプ(武蔵野赤十字病院 杉山良子)
b. 人工呼吸器(日本臨床工学技士会 田口彰一)
6)急変時の迅速対応 (東北大学 上原鳴夫)
7)事例要因分析から改善へ (名古屋大学 高橋英夫)
8)患者・市民の医療参加 (医療の質・安全学会パートナーシップWG 山内桂子)
(休憩15:30-15:50)
「参加登録と指標登録方法の説明」 (15:50-16:00)
武田裕(共同行動IT部会長/大阪大学)
「ベストプラクティスの紹介」 (16:00-16:40)
(司会) 朴勤植(大阪市大)、 谷山曉子(兵庫医大)
1)危険薬の誤投与防止 井上恵実(PL病院)
2)医療関連感染症の防止 吉岡 範 (大阪大学)
3)急変時の迅速対応 江原一雅(神戸大学)
「共同行動に期待する」 患者からのメッセージ (16:40- 16:50)
辻本好子(COML)
閉会のあいさつ (16:50- 16:55)
太城力良 (兵庫医科大学)