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行動目標6 急変時の迅速対応

行動目標6 急変時の迅速対応

急変時の迅速対応を行動目標として取り上げた最大の理由は、不幸にして行動目標1~5で防止しきれなかった有害事象(医療事故)が生じた場合でも、とっさにその影響を最小限に止めることのできる技量を医療職が修得することと、チームとして迅速に対応できる体制作りが決定的に重要であるとの認識によります。アナフィラキシーショックを例にとってみても、迅速にアドレナリン投与などの適切な処置が実施されれば、一過性の出来事としてその後の診療にさほどの影響はもたらしませんが、もし対応を誤れば、患者の死や重篤な脳障害につながります。また、最近では急変時に迅速に対応することから一歩進んで、急変を起こさないためのプロアクティブなチーム医療(Rapid Response System)の考えが普及しつつあり、チャレンジ項目に取り入れられています。

[目標]医療行為に伴う院内急変事例の死亡を防ぐ

[推奨する対策]

1.有害事象に対する緊急対応手技の浸透

2.心肺蘇生法の職員教育の徹底

3.院内救急計画の策定と体制づくり

4.容態変化への早期対応態勢(RRS)の確立(チャレンジ)

11の行動目標

11の行動目標

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