寄付のお願い
近年における医学・医療の進歩には目覚ましいものがあり、多くの国民のいのち、健康の保持に
大きな役割を果たしてまいりました。その結果、わが国は世界で最長寿国となっております。
その一方で、死亡等に至る悲惨な医療事故が数多く発生するなど、憂慮すべき事態は、なかなか改善
されておりません。また、現実に高齢化の進展や先進的かつ高難度の医療が求められる中にあって、
医療事故を完全に防止することは不可能であります。
しかしながら、多職種の医療従事者が専門の職域を超えて連携・協働し、有効な医療事故防止策を実践し、
さらに患者・家族との良好なコミュニケーションが実現すれば、医療事故を大きく低減させることができます。
さて、先の医療法改正により、2015年10月から医療事故による死亡事例が発生したときには、
院内調査の実施、医療事故調査・支援センターへの報告、遺族への説明が義務化され、
さらに新型コロナ感染症のパンデミックを経験する中で、今や全国の医療機関において、
さらには国民のあいだでも医療安全への関心は一段と高まっております。
このような状況を踏まえ、当法人は、患者安全のための事故防止策を全国に普及することにより、
一人でも多くの国民のいのちを救い、健康被害防止の実現を目指して事業活動を推進しております。
こうした事業には、多くの財政負担を要し、会費収入や事業収入を充当しておりますが、
厳しい財政状況が続いております。
つきましては、国民の皆様や医療関係者の皆様には、当法人の目的、事業内容等にご理解、
ご賛同をいただき、寄付による格別のご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年4月
一般社団法人 医療安全全国共同行動議長 小泉 俊三
（設立発起・理事団体）
公益社団法人 日本医師会会長 松本 吉郎
公益社団法人 日本歯科医師会会長 高橋 英登
公益社団法人 日本看護協会会長 高橋 弘枝
公益社団法人 日本薬剤師会会長 山本 信夫
公益社団法人 日本臨床工学技士会理事長 本間 崇
一般社団法人 医療の質・安全学会理事長 水本 一弘
