行動目標9:転倒・転落による傷害の防止

行動目標9:転倒・転落による傷害の防止

転倒・転落による事故事例(ヒヤリハット、アクシデント)は、日本医療機能評価機構の医療事故報告によると、全体の20%を超え、死亡や障害に至った事例が多く報告されています。超高齢化社会を迎え、認知症患者が増加する中、臨床現場の看護師にとっては、先行きの見えない深刻な事態となっています。この問題の要因は多岐にわたり様々な要因が絡み合っており、簡単には解決できない現状があります。また、転倒・転落による死因の2/3は、頭部外傷による脳内出血と言われ、死亡につながる頭部外傷、及び大腿骨の骨折による廃用性症候群等の傷害発生を防止していくことは、喫緊の課題となっています。
このような状況を踏まえ、行動目標9では、システムアプローチとして物的対策を上手に組み入れたケアプロセス改善の実施と、看護師の人海戦術に頼らないチーム医療の推進によって、転倒・転落リスク軽減を目指します。

[目標]転倒・転落事故による傷害防止対策と、これに起因する死亡を防ぐ。

[推奨対策]

1.転倒・転落の患者アセスメントシートを作成し実施をする。

2.スタッフの事故予測力の向上を図る。

3.転倒アセスメント結果により導かれたソフト、ハード対策の実施をする。

4.身体拘束の制限と廃止をする。

5.多職種チームによる転倒防止活動の推進を図る。

6.活動の評価を行い、療養環境改善を継続的に進めていく。

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