分科会A:行動目標1「危険薬の誤投与防止」
◆テーマ アナタの常識は、ワタシの常識ではない
・・・・・― 情報伝達エラーを防止する !! ―
複数の職種から構成されるチームで患者治療に当たる現在、それぞれの職種内だけでなく、職種間の情報伝達が正確に行われないために、情報の受け手が送り手の意図とは異なる行動を取るケースが少なくない。これを「情報伝達エラー」と呼ぶ。
その結果、患者に健康被害が生じる。情報伝達エラーの主な原因として、①情報の送り手が、受け手の状況を考慮せずに、一方的に情報を送ること、また、②情報の受け手が、送り手の意図を考慮せず、自分勝手な解釈を行うことにある.このように情報の送り手と受け手の双方に原因はあるが、上流に位置する情報の送り手側の原因除去の方が重要である。
本ワークショップでは、医薬品投与における重大事故を回避するため、正確な情報伝達(コミュニケーション)に必要な要件と具体的方法について検討する。
(形式:ワークショップ)
〈講師〉
・古川裕之(山口大学医学部附属病院薬剤部教授)
〈ファシリテーター〉
・我妻恭行(東北医科薬科大学 薬学部 薬剤学教室 准教授)
・中村 浩規(国家公務員共済組合連合会 東北公済病院 薬剤科 薬局長
・菅野 隆彦(下伊那厚生病院 内科 部長)
・齋藤泰紀(独立行政法人 国立病院機構 仙台医療センター 呼吸器外科 非常勤医師)
(敬称略)