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プログラム詳細(医療安全全国フォーラム2016 )

医療安全全国フォーラム2016 プログラム

14:00 開会挨拶 髙久史麿(一般社団法人 医療安全全国共同行動 議長)

14:05 ~15:30

第1部 基調講演「医療安全とインフォームド・コンセント」
・・・・講師:李 啓充 

【講演要旨】
2000年に米国科学アカデミーが出版した「To Err Is Human」において、過誤は「プランが意図通りに遂行されなかった」、あるいは、「目的達成のためのプランが初めから誤っていた」事例と定義されている。一方、インフォームド・コンセント(IC)は「医療者と患者がゴールを共有し、そのゴールを達成するための診療プランを協同で作成するプロセス」であり、医療過誤は「医療がIC通りに遂行されなかった」あるいは「当初のICが誤っていた」事例と定義されうる。医療安全の追求と、IC等に代表される患者の権利の保障とは、表裏一体の関係にあるのである。(李 啓充)

〈講師略歴〉
1980年、京都大学医学部卒業。1987年、京都大学大学院医学研究科修了。1990年、ハーバード大学医学部/マサチューセッツ・ジェネラル・ホスピタル研究員。1993年、同講師。1998年、同助教授。2002年 同退職、文筆業に。2014年、市立恵那病院内科(再)研修医。2015年、大原綜合病院内科部長。
著書に『アメリカ医療の光と影』(医学書院)他、訳書に『インフォームド・コンセント』(学会出版センター)他。
李啓充顔写真縮小版

15:45 ~17:00

第2部 シンポジウム「医療事故調査制度施行1年
・・・・・―改めて医療者と患者・市民のコミュニケーションを問う」

〈シンポジスト〉
松本 吉郎 (公益社団法人 日本医師会 常任理事)
河野 龍太郎 (自治医科大学医学部メディカルシミュレーションセンター センター長、医療安全学教授)
坂口 美佐 (公益財団法人 日本医療機能評価機構 医療事故防止事業部 部長)
〈司会〉小泉俊三 (一般社団法人 医療安全全国共同行動 専務理事)

【シンポジウムのねらい】
1999年、わが国でも医療事故が社会問題化し、医療界を挙げての安全に対する取り組みが始まりました。昨年10月、紆余曲折を経て医療事故調査制度がようやく動き始めましたが、昨今、この17年間は一体何だったのか、と嘆息させられる事例がいくつも報道されています。熱心な医療機関では、医療安全管理室や医療安全管理者の辛抱強いリーダーシップで医療安全の向上が図られてきましたが、今なお、多くの病院で組織としての安全文化が根付いたとは言えず、医療提供側と医療の受け手との間の谷間はまだまだ埋まっていません。この機会に、安全文化の基盤となるべき“信頼に基づくコミュニケーション”のあり方をキーワードとして、医療安全のリーダーの方々に現時点での課題、今後の展望について語っていただくとともに、議論の基礎となる医療事故情報の収集と解析に尽力されてきた日本医療評価機構からわが国の現状とデータ収集の重要性についてお話を聞きたいと思います。(小泉俊三)


18:15 ~20:00  
( 開場 18:00 )

第3部 分科会(医療安全のための行動目標別セミナー/ワークショップ)

分科会A:行動目標1「危険薬の誤投与防止」
分科会B:行動目標3a「危険手技の安全な実施―経鼻栄養チューブ」
分科会C:行動目標4「医療関連感染症の防止」
分科会D:行動目標6「急変時の迅速対応」
分科会E:「転倒・転落事故防止」

*各分科会のテーマ・内容・講師については、分科会タイトルをクリックしてください。

(敬称略)

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